佐藤正栄堂 「時計/宝石物語」シリーズ Number 1
(2000年1月掲載)


おじいちゃんの時計
〜ある少年が話してくれた物語〜


おじいちゃんの家にあった柱時計。

ずいぶん古くって、初めはおばけが入っていそうな感じがして
恐かったんだけど、おじいちゃんが時計を磨きながらいろんな
話をしてくれて、僕はだんだんこの時計が好きになった。

でも、ある時、時計が動かなくなっちゃった。
家で弟とキャッチボールして遊んでたら、手が滑っちゃって、
時計にぶつかっちゃったんだ。
(どうしよう?なおるかなぁ?おじいちゃん悲しむだろうなぁ)と、
悲しくなって、おとうさんに相談したら、
「佐藤正栄堂なら直してくれるかもな」って返事だったから、
急いで持って来たんだ。

僕は直るかどうか半信半疑だったんだけど・・・。

しばらくして、直った知らせが来た時はうれしくて小躍りしたよ。
もう、ボールをぶつけたりしないぞ。

おじいちゃんと一緒に大事にするからね。