佐藤正栄堂 「時計/宝石物語」シリーズ Number 26
(2002年2月掲載)




〜バレンタインデーの由来〜

なぜ2月14日がバレンタインデーと呼ばれ、
女性から男性に愛の告白を出来る日になったのでしょうか?

バレンタインの由来は、紀元3世紀の昔までさかのぼります。
当時のローマ帝国の皇帝クラディウス二世は、
強兵策として兵士の結婚を禁止しておりました。

兵士が結婚して家族が出来るとどうしても家族を思い
その結果、戦闘意識が低下してしまうというのです。
しかし、それではあまりにも非人道的だということで、
ひそかに兵士たちの結婚に手を貸していた司祭がおりました。

それが聖バレンタイン司祭です。

3世紀のローマではまだ、キリスト教が迫害を受けていた時代。
そのうち、司祭のことが皇帝の耳に入り、
バレンタイン司祭は処刑されてしまいました。
処刑日は紀元270年2月14日
この悲しい日が、バレンタインの始まりだったのです。

では、なぜその日が女性から愛の告白の日になったのでしょうか?

それは、皇帝に捕らえられ獄中の人となったバレンタイン司祭の
勇気ある行動が元となっています。

獄中にあっても「神の愛」を説き続けた彼は、やがて
目の不自由な娘を持つ看守と親しくなります。
その娘の為に彼が祈りを捧げると奇跡が起き、
その娘の目が見えるようになったのです。

この彼の獄中での行いは更に皇帝の怒りを買い、
彼の処刑を早める結果となったのですが、
彼は死ぬ前に「あなたのバレンタインより」との
署名入りの 手紙を看守の娘に残しました。

この出来事から2月14日に愛の気持ちをつづった手紙には
バレンタイン司祭の署名を入れる習慣が出来上がったそうです。

日本にこの習慣が紹介されたのが1958年で、
東京都内のデパートで行われた
チョコレート業者のキャンペーンによるものとされています。

このキャンペーンの成功により日本に
バレンタインの習慣が根付いていくのですが、
この際に「男女がお互いに贈り合う」の習慣が
「女性から男性に贈る」に変化したようです。

今では、チョコレートだけでなく、
ライター腕時計などもギフトとしては人気あるようですが
今年のバレンタインデーは自分の命をかけて
」を説いたバレンタイン司祭のことも思い出してくださいね。