佐藤正栄堂 「時計/宝石物語」シリーズ Number 42
(2003年 6月掲載)


〜 真珠のお話 〜



六月の誕生石は真珠です。
昔は真珠をあこや しらたま 鰒玉などという呼び名で
美の象徴とされ崇められてきました。


また真珠には自分の痛みを美しい輝きにかえて希望を与えてくれるとされ,
月に支配されていることから安産のお守りとも言われています。
また、女性特有の婦人病などを解決してくれるそうです。

真珠の品質の見分け方としては「光沢・巻き・形・傷・サイズ・色」等
で決まります。光沢は品質と大いに関連します
丸くて色か自分の好みでも光沢がなければ石を丸く削ったものと
同じになってしまうので丸いという形状とたんぱく質と結晶が積み重なって
できている構造上の理由から少し鈍く柔らかい『真珠光沢』が
美しい真珠が良いものとされています。
目安は真珠の表面にうつる自分の影がはっきりしているかどうかです。

大きさは、大きいほど生産が難しく、希少価値があります。
丸い珠は「八方転がり」と呼ばれる上級品です。

キズは自然の産物である真珠は、青いシミや白い斑点が少ないものが
上級品とされていますが、つくられる過程において、
しみやきずは少なからずあります。
真珠層を分泌する真珠袋が一時期有機物を分泌することによって
核を挿入する際の衝撃で、成分の異なる物質が分泌され
その外層に真珠層が巻きつく結果によるからです。

色は、アコヤ貝から生まれるピンク系が好まれますが
ホワイト、ブルー、シルバー、クリームなども人気です。
色は均質なものが高級品とされています。

真珠製品の手入れですが、ネックレスなどは止め金具のぐあいや
糸がすれていないか、のび過ぎていないかなど
時折点検するようにしましょう。
玉に汗がついたときにはそのままにしておかず
やわらかい布やなめし皮でよく拭き、磨いておくのがよいでしょう。