佐藤正栄堂 「時計/宝石物語」シリーズ Number 46
(2003年10月掲載)


〜 眼の疲れについて 〜



遠いものが良く見えるめがねやコンタクトをつけてネットサーフィンしている皆様。
目がお疲れではないでしょうか?肩こりなどはどうでしょう?

VDT症候群という言葉を知っていますか?
VDTとはVideo Display Terminal、つまり、コンピューターやテレビゲームなど、
画面を表示する機器のこと。
つまり今ご覧いただいている、このパソコンの画面のことです。

パソコンなどを使うと、目は画面やキーボードなどの頻繁な動きを強いられます。

その眼球運動は、一般事務の1.8倍にもなると報告されています。
さらにピント合わせや両眼視(左右の眼底に映る像を一致させる能力)の負担、
画面からの光の刺激も加わるので、目が疲れやすくなったり首肩腰などの
痛みなどの体の異常、ひどい場合は吐き気や頭痛、さらにはいらいらや抑うつ状態など、
一見関係のなさそうな精神的な症状までが出てしまいます。

また、パソコンを使う上で、眼の疲れの2大原因になるのが、
調節性の眼精疲労ドライアイです。

パソコンを長時間使っていて、「ぼやける」とか、「だぶって見える」というのは、
「調節力」が緊張して痙攣を起こしているからです。

また、眼球を動かす筋肉(外眼筋)が疲労します。


近くを見るときは
輻湊(ふくそう) 近くのものを見るためには視線を交錯する必要があるので、目が内側に寄ります。
縮瞳(しゅくどう) 瞳孔を小さくして焦点深度を深くすることで、視野域をシャープに見ることが出来ます。
調節(ちょうせつ) 近くのものにピントが合うように水晶体が厚くなります。

この3つの運動を近見反応と言いますが、それぞれが上手に連動することで、
安定して近くを見ることが出来るのです。
そして、このバランスが崩れたときに、ぼやけて見えたり、
だぶって見えたりすることになります。

こうした症状を少しでも和らげるためには、出来るだけ目をいたわるように
日頃から注意しなければなりません。
疲労がたまらないようにこまめに休憩を取るのが一番の薬ですが、
休憩と言う意味は本当に目を休めることです。
一番良いのは何も見ないこと。
暖かいタオルか冷たいタオル(どちらか気持ちの良いほう)を被せ、
目を閉じたまま10分間は何も見ないでリラックスしましょう。

遠くのを見ると良い、とよくいいますが、
これはあくまでも精神的にリラックスするのが目的で、
余計な光も飛び込んできますので目はリラックスできるわけではありません。

目の負担が少なく、楽に作業できる範囲は約70cmといわれています。
この距離はパソコンから放出される電磁波を軽減するためにも適切なので
この距離を保つように作業し、眼鏡やコンタクトレンズも
自分に合っているものを使うことも重要です。

このほか日常生活では、ビタミンB12ビタミンCなどの栄養を取るように心がけ、
十分に睡眠を取ることが大切です。


目の調節力は年齢と共に小さくなっていきます。
視力の低下はその他の目の病気、白内障・緑内障などでも起きますから、
自分に合った眼鏡を作るのが良いでしょう。
お気軽に佐藤正栄堂にお越し下さい。